ホット・ゾーン 「エボラ出血熱」制圧に命を懸けた人々
なぜか定期的にパニック・ホラーが読みたくなる病にかかっています。
その都度ぐぐる先生に聞いて興味のある小説を読んでみてます。生物系・ウィルス系・ゾンビ(含む超常現象)系などなど。今回はどうしてもパンデミック系のパニック・ホラーが読みたい!という欲求で本を探してみたのですが、イマイチ興味の向く本が見つからず…。
というわけで、ついにノンフィクションに手を出してみました。ちなみに創作ではない本を読むのははじめて。
- 作者: リチャード・プレストン,高見浩
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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累計64万部突破!
「エボラ出血熱」をめぐる、最も詳しく、最も有名なノンフィクションを緊急復刊!脅威の感染メカニズムから、ウィルス制圧に命をかけた医療関係者たちの戦いまで―—。
再燃する「エボラ出血熱」のすべてを描ききった、手に汗にぎるノンフィクションが蘇ります。
「解説書としての分かりやすさ」と、「小説のように一気に読める面白さ」を兼ね備え、
日本をはじめとする全世界で大ベストセラーになった一冊です。
「現在進行中のエボラ大流行は、80年代初期のHIV蔓延以来、新型感染症としては最悪のものとなった。
自然を支配しようとする人間の闘いは、ときに傲慢で的外れであり、ときに英雄的である。
本書の主題は“人間"そのものなのだ」
――2014年9月18日、著者リチャード・プレストン
今年、西アフリカで大流行しているエボラ出血熱はニュースで見たりして興味があったのでこの本を選びました。
30年ほど前にエボラと戦った人たちの記録ですが、小説のように構成されていて一気に読めました。凄く怖かったけど面白かったです。
これまでは漠然と『怖い病気』という認識で、遠い世界でのお話のように感じていたエボラが現実のもので、飛行機の普及とともに身近に迫る危険のあるものだとよくわかりました。
感染すればどういう症状が出るのか、どうやって死んでいくのか、かなり詳細に描写されていて怖かったです…。
『ホット・ゾーン』エボラ克服には、地球規模の強大な努力が不可欠だ - HONZ
エンタメのりで読み始めてごめんなさい。もの凄くためになりました。
この本を読んでエボラとHIVに対する認識を改めることになりました。現実でのアウトブレイクがこれ以上進まないことを願います。
エボラに興味がある方にはこの本はわかりやすくておすすめです。