DOLLS FALL ドールズ・フォール
DOLLS FALL ドールズ・フォール (1) (ドラゴンコミックスエイジ)
- 作者: 三色網戸,祁答院慎
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2014/01/08
- メディア: コミック
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両親を失い、とある女子寮にやってきた主人公・めいり。だが、魔女に支配されたその寮は、少女たちを闇の中へと呑み込んでいく――。
koboの追撃(?)でまたもやkindle本が安くなっていたので何か面白い本あるかな?って探していてみつけたコミックです。
コープスパーティが好きなので、祁答院慎さんで全寮制女子校でデスゲームというあらすじに惹かれてポチっとしてみました。で、とりあえず読んでみたんだけど、これが凄い面白くて面白くて!
1巻だけのつもりが気付いたら既刊3巻まで読んでました。
>学院には魔女の呪いがかけられていて脱出不可能
初代の寮母であるリジー先生の呪いによって、入学した生徒は学園から3年間(?)出られない。入ってきた時のトンネルが無くなり、物理的にも閉じ込められているけれど、学園側の監視の目も厳しい。猟銃持って見回りしてるシスターがいる。
こういうクローズドサークルもの大好きです!
初代寮母が取り憑きに来る、取り憑かれると1週間以内に死人が出るという超常現象的な怖さと、現寮母のイカレた人間を相手にする怖さという両面からじわじわやられるのが怖くて良い。
>少女たちはみんな孤児であり超能力者である
帰る場所が無いからこそ、軟禁されてデスゲームに巻き込まれてるわけで、1人1人の境遇を見るとなんだかな…という気持ちに。
寮母の目にとまった少女たちはみんな闇に立ち向かう何かしらの力を持っている(らしい)。それは物理的なアレだったり、補助的なソレだったり、レパートリーがたくさんあって面白い。けど、これ場合によっては次の巻とかでいきなり超能力乱闘戦とかになりかねないから諸刃の剣ぽい。
主人公の仲間には物理系・補助系(記憶読む)という能力者がいてバランスは良さげ。主人公は3巻でやっと目覚めたので今後どうなるか楽しみではある。
序盤から容赦なく人が死んでいくので(しかもグロい)なかなか読み応えがあってよかったです。寮母がいっそ清々しいレベルで頭がおかしいので、さくっと生徒側に感情移入出来るのもよかったかな。
3巻でやっと主人公がゲームの土俵に立った形なので、これからどうなっていくのかがとにかく楽しみです。主人公とお友達に死人は出て欲しくないけど、あっさり死んで行きそうだ…。
現在は1巻と3巻(新刊)が半額なので気になったらぜひ。
コープスパーティが好きだったりデスゲームが好きな人にはおすすめです!
▽3巻まで発売中